私たち人間が直面する困窮や苦悩、病気は、
自分に立ち返り、自分を見つめ直す機会を与えてくれるものである。
何かが違っているよ、それに気づきなさい・・・と。
意味もなく起きることなど、何ひとつとしてない。
神は、私たち人間に内面的に教えることができないとき、
教訓的な環境を与える、ことがある。今回の未曾有の世界経済同時不況という混乱は、
人類の誤りの気づきを促すために、神の愛ゆえに起きていることである。
どうだろう・・・
人間はこんなことでもなければ、自分や人生と真剣に向き合うこともないのではないか・・・と思うのだ。
また・・・
生きる、とはどういうことなのか、
真の幸せとはなんなのか、
家族の絆とはなんなのか、
そして、人間とはなんなのか・・・
と深く想いをめぐらすことも、おそらくないからだ。
私の知人で、今年なんどか、会社に採用(アルバイト)はされるのだが、
すべて1ヶ月で切られる経験をした人がいる。
知人は、今回の経験をこう言っている。
「バイト先の社長さんにも言われた『上から目線』が抜け切らないまま、
自分はなんでもできると思って、臨んだことが、ことごとく裏目に出たと思った。
けれど、このことも、いくつかの会社を『切られて』初めて分かったことだった。
1年をかけた迷走でさえ、無駄ではなかったと、今は正直にそう思う。」
心に慢心があったとも言えるだろう。
あと、この知人には、他にもネックがあって、世間体をとても気にしていたことだ。
こうなる時まで、会社に10年間勤めていた知人であったが、辞めたあと家にいると、
周囲の人が自分をどう思っているのか、がとても気になっていたらしく、
また見栄もあって、それで、仕事探しに精をだしていた、ということもあったようだ。
本来は、「やりたいこと」があって、退職したにもかかわらず・・・
そうしたものに振りまわされてしまったのだ。
しかし、こうした学びが、今というこの時に、知人には必要だったのだろうと思う。
なにせ、神のタイミングは絶妙だから・・・。
人間、沈み込むことがなければ、見えてこないものが確かにある。
普段は気がつかない、自分を見せられることもあるだろう・・・
それ以前の環境が、どんな恵まれていたものだったかに気づくこともあるだろう・・・
人に助けてもらって、その有難さに気づくこともあるだろう・・・
仕事に対して不平不満を言っていたが、それを失って、仕事があるということの有難さに気づくこともあるだろう・・・
住む所を失って、はじめて住む所のあることの有難さに気づくこともあるだろう・・・
病気になって、はじめて健康の有難さ、家族や友人の温情に気づくこともあるだろう・・・
沈み込んで、はじめて助けてくれる家族や友人の有難さに気づくこともあるだろう・・・
物質的なものを、必死で追いかけていた愚かさに気づくこともあるだろう・・・
当たり前だと思っていたことが、実は当たり前ではなかったことに気づき、
そこではじめて、当たり前だと思っていたことが、実は感謝に値するほどのことだったのに気づくのだ。
人によっては現在の悪と見える状況は、この3次元的に見れば、とてつもなく辛いものかもしれない。
しかし悪も闇も、実は善を光を知るためにあるのだ。
そうしたものがなければ、善や光に気づくこともないし、何が善で、何が光かもわからない・・・。善や光を知らしめるためにある、とも言える。
以前にも書いたが、大病を経験したある人はこう言っている。
「僕は大病をするまで、金儲けに熱中していたんだが、
不幸にも病気をやった、ことは、神の環境を通ずる教えだった。
生命の進化という点から眺めると、どんなに尊い訓えであったかわからない。
病気でもしなければ、僕は絶対に金儲けから転向しなかった・・・。
自分ではどうにも自己の方向転換のできないときには、
そういう環境の変化という手段を用いてもらうより仕方がない・・・」
「自分ではどうにも自己の方向転換のできないときには、
そういう環境の変化という手段を用いてもらうより仕方がない・・・」
この人の言うように、今、まさに地球で
人間が、個人ではどうにも方向転換ができないものだから、
「環境の変化という手段」が、痺れをきらした神様によって用いられているわけだ。
今回のシフトは、個としての進化と全体としての進化が同時並行的に行なわれているのだ。
今、個として、いろんな問題に直面しているかもしれないが、
それが“自分に何を教えん”として起きていることなのか、
“自分に何に気づけ”ということで起きていることなのか、
マクロ的にも、ミクロ的にも見ていくことだ。
個として直面する問題に対処しつつ、その対処の如何・・・
ポジティブに前向きにいくのか、それともネガティブに沈み込んでいくのか・・・が、
全体としての集合意識にも影響を与える・・・連動しているからだ。
過ぎたネガティブな感情はこころして、捨ててほしいものだ。
今は個の想いが、とても重要なのだと感じている。
先にも書いたが、今、地球自体が次のシフトに向けて、バイブレーションを上げているのだから、
そこにいる私たちも、それに呼応して、バイブレーションを上げていくようにしなければならないのは、自明の理だ。
・・・でないと、はじき飛ばされてしまうことになるだろう。
しかし、「溺れる者、藁をもつかむ」・・・ということもあるので、
おかしなものに引っかからないように、十分に注意してほしいものだ。
君子、危うきに近寄らず・・・が賢明だろう。
みずからの内に向かうことだ。そこに、神の命の流れがあるのだから・・・。
「
天は自ら助くるものを助ける」ということを忘れてはならないだろう。
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世が混沌としておる・・・して、そなた達は何を思うかの?
夢も希望も無いと嘆くか?
それとも、変化の時であると思うか?
神とは内在・・・と申しておこう
そなたの外にはおらぬ
外に神を見出せば、すなわち「虚偽」となる・・・
つまり、迷いを生じるという事
元々神と等しい能力を授かっているのが人間というものの本質
どうじゃ?
信じられぬか?
この混乱とは内へ、内へと目を向けさせる為のものじゃ・・・
どこぞの霊能者がそなたを救うと申したか?
どこぞの予言者がミロクの世を語ったか?
外には答えは無い、常にそなたの内にある。
外界が混乱の極みなればそなたは何処へ逃げる?
内側しか無いであろう?
そのように計画され、仕組まれておる・・・・
(「宇宙NOW」12/19より)
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